昔からずっと疑問に思っていたことがあるんだが。
《CDのフォーマット決定は都市伝説か?》
都市伝説かもしれないが、CDに収まる音域は人の可聴帯域に合わせて上下をカットされた
ということが良く書いてある。CDが初めて世に出た当時の雑誌でもそんなことが書いて
あったような記憶も有るが。果たして事実なのだろうか?
《聞こえない音も脳は認識する》
脳科学の世界では常識だが、視聴覚に関して、自分が認識したと感じていないことでも実は
脳はちゃんと認識している場合が少なからずある。この無自覚の認識がどの程度人間生活に
影響を及ぼすかは、すべて解明されているわけではないが、音についても無視できない影響が
報告されている。しかし、もっと大事なことは、小学校で習う理科の話。
《音とは投石で生じた波紋のようなもの。》
音とは空気の振動のこと。振動は、水の波紋のように音源から波状に伝わる。
もしも、どこかの波を人工的にカットしたら、全体の波に変動を来たす。
要するに、最低域から最高域までのそれぞれの音波は、聞こえる聞こえないに関わりなく、
それぞれが連動して空気を振動させる一つのエネルギーの塊となって作用している。
その証拠に、スピーカーにスーパーツイーターを後付すると、高音だけでなく中低音までもが
変わって聞こえるという報告を良く聞くが、これは当然の話で、違うサイクルのエネルギーが
加算されれば、それによってトータルの波形が変形するからだ。
《大切なのは小学生の理科》
だから、人間の耳が何ヘルツまで聞こえるかということと、録音媒体の音域の範囲決めは
本来関係無いはずだが。音源が発する上下の波紋をカットしたら、全体の波形が狂ってしまう
から。この理屈は小学生にもよくわかるはず。
《音のプロに気違いはいないと思うが》
パソコンの画面上で音の波形のグラフを見て、
「俺たち人間に聞こえるのは、この範囲だ。他の聞こえない音はいらねーや。」
「ばっさり切っちゃえ。」
無知な子供や音楽に無縁の素人ならともかく、音のプロがよもやそんなことはしないと思うが。
真相はどうなのだろうか。
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