近頃よく、日本を代表するリファレンス・オーディオメーカーであるアキュフェーズ
の製品が「値段が高いくせに大して音が良くない」などと酷評されているのを目にする。
なぜそんなことが言われてるのかを議論サイトなどで調べてみても、
これといったほど溜飲が下がるような結論が見つからなかったが、
どうやら「これが真の理由らしい」というのを発見したので書き留めておく。
高級オーディオは80年代ごろまで、高能率のスピーカーを低出力のアンプで駆動するのが
主流だったのが、90年代以降に、低能率のスピーカーを高出力のアンプで駆動する方向へと
一気にシフトした。アキュフェーズも90年代以降に普及したタイプの新世代のスピーカーを
駆動するためにアンプ開発などを最適化させて来た一方、80年代以前の主流だった高能率な
スピーカーなどにそういったアンプを合わせたりすると、非常なミスマッチングを引き起こす。
「音が良くない」などと評されているのはそういった場合で、
アヴァロン、ウィルソンオーディオ、ディナウディオなどの、90年代以降に開発された
低能率タイプの高級スピーカーと合わせると、最高の性能を発揮できるようになっているのである。
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