風呂敷を広げて大量の水(=液体)を運ぼうとすると風呂敷が大きくないとこぼれてしまい効率が悪い。
同様にコーン紙が低音(=大量の気体)を動かすには面積が大きくないと空振りしてしまい効率が悪い。
硬さが同じでないとエネルギー伝達でロスが発生するのは逆にビリヤードを想像すればわかる。
同じ玉だと効率がほぼ100%だが、スピーカーの場合92dBで約1%にすぎない。
しかしウーファーの周波数特性を見ると重低音はゼロではなくて相対的に低いということもある。
それなら中低音だけを消せばいい(ゼロの場合は何を掛けてもゼロだから諦める)。
このスレだから長岡氏の例を挙げるとウーファーを横向きや箱に内蔵してしまい、ウーファーからの
中音以上を「物理的に」相殺していた。氏はフィルタ(コイル)で「電気的に」処理するのを嫌った。
トランジェントのいい(制動性の高い)、質の良い低音が得られないからだと言う。
…さて以上は100Hz前後までの話でそれ以下、20〜50Hzとなるとちょっと違ってくる。まず
①この帯域は音というより振動、圧力として再生される
②そもそもソフトに含まれていない
③カットした方が音楽としては快適な場合が多い
パイプオルガン、車・電車の振動、大砲・射撃音などをのぞくと電気的に作られた音ということになる。
必要かどうかはあなた次第ということだ。長文失礼
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