30年ぐらい前だけど、サンスイって高校生ぐらいを対象のミニコンポ作ってなかったから(あったかもしれない)
知名度がいまいちだったな。ソニーケンウッドパイオニアテクニクス、こぞって投入してたのに。
小中高生向けの雑誌を狙って広告を出す会社がある。業界ではそれほどでもないのにやたら魅力的なメーカーの印象になる
大人になってもその印象は残る。うまく考えたもんだね。
実業系のソフトウェアによくある、割安のアカデミック版というのも同じ目的だろう。
高校生だった頃、CDも普及が進んだ頃。バブル。
低音もさることながら、トゥイータの素材が云々と、澄んだ高音のアピールも多かったご時世。
某電気屋街で、入学祝かな、高校生ぐらいのが母親と一緒に店員の薀蓄を聞きながら
ケンウッドとサンスイの同じ価格帯のアンプを試聴していた。二人曰く
「ケンウッドのははっきりするけど、サンスイのは暖かいというかこもった印象だね」と母親。確かに。
その高校生は迷わずケンウッドを選んだ。聴くジャンルにもよるけど
頑ななコンセプトやプライドも大事だけど、価格帯と客の傾向に合わせた柔軟な設定って大事だなと思ったのが今でも強く残ってる。
それがサンスイのコンセプトだったかは別にして。
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